気持ち悪い虫が庭に住み着く原因とは

定期的に、庭の草取りや芝刈りをしなければ、大量に虫が湧き出てしまいます。住宅の内部にまで侵入して繁殖する虫も中にはいます。こちらでは、庭手入れを怠ると大量に発生しやすい虫の種類を紹介します。
虫によって生息に適した環境は様々
- ダンゴムシ・ワラジムシ
- この虫は乾燥を嫌うため、石や鉢の下みたいな適度にジメジメしていて、日が当たらない場所を好みます。主に腐食した植物を好んで食べるので、植物や人に危害を加えませんが、見た目の気持ち悪さで嫌われがちです。
- アリ
- 一般的に、土の中に巣を作る印象を抱きますが、種類によっては石の下や木の中にも巣を作ります。手間をかけることなく駆除するには、巣の場所を見つけて薬剤入りの餌を撒くか、働きアリの通り道に設置するのが望ましいです。
- ナメクジ
- 基本的に、日が当たらないジメジメした場所を好みます。色んな植物を餌にするので、農家の人の間では害虫と認識されています。ナメクジ駆除には塩を使用するのが良いとおもわれがちですが、実際のところ体の水分を奪うだけなのであまり効果はありません。それよりも銀イオンなどの成分が入った薬剤の方が効果的です。
- ミミズ
- ミミズはその見た目から多くの人に敬遠されがちな生き物ですが、よい土を育むために欠かせない益虫になります。土の中に潜む微生物を食べて良質な状態の土を排出してくれるため、ミミズを見かけてもわざわざ駆除する必要はありません。
造園業者からの注意喚起!
興味本位でのぞかないようにしてください(造園業者)
虫を見かけたからと言って、対策を施しても手遅れになっているケースがほとんど。庭には、雑草や木など虫にとって隠れやすい場所がたくさんあります。特に、防草シートの裏は人目に付きにくい絶好の隠れ家です。元々、虫が生息していた場所に防草シートを敷くので、裏返すと気持ち悪いくらい虫が住み着いています。ですので、安易に裏返さない方が無難です。
虫による人間への被害
上記で紹介した虫たちは見た目が気持ち悪いため、苦手な方は多いでしょう。しかし、この虫たちは直接人に危害を加えることはありません。しかし、中には放置すると自宅内でも繁殖する恐れがある虫も存在します。放置したことで、虫による多大な被害を被った人の体験談を見てみましょう。
アリの被害に遭った人の体験談
庭から大量のアリが室内に侵入しました(20代/女性)
もう最悪と思えるほど、まな板や保存していた食材にびっしりアリが群がっていたので、ゾッとしました。食材にまとわりつく大量のアリが気持ち悪かったので、殺虫剤をまいて駆除しました。おかげで、食材を買いなおす羽目になりました。どこから入ってきたのか気になったので、駆除業者に調査してもらったら、庭から台所に入り込んでいたことがわかりました。普段から庭の手入れをやっておけばよかったと思いました。
庭は虫たちのパラダイス
手入れが行き届いていない庭は、害虫にとって住みやすい環境です。放置し続けると、屋内にまで生息域を広めてしまいます。部屋の中まで、害虫が入ってこないようにするために、定期的な庭手入れを行ないましょう。